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放射線科

現在の医療において各種画像診断は非常に重要視され、とりわけ脳神経外科領域において画像診断は必要不可欠なものとなっています。
当科では365日24時間の救急受け入れ体制に迅速に対応すべく、診療放射線技師8人が在籍しほぼ全ての画像検査を昼夜休日問わず終日対応できる体制を整えています。また、画像診断のスペシャリストとして放射線科医が在籍しより正確な読影・診断に努めています。

当院では積極的に情報のデジタル化に取り組んでいます。病院全体としてはHIS(病院情報システム)を導入し“紙カルテ”を廃止し“電子カルテ”を採用しています。それに伴い当科でもRIS(放射線科情報システム)を導入しHISと連携し安全・正確・スムーズな情報管理に努めています。また検査画像も全てデジタル化されPACS(画像保存通信システム)で管理運用されています。

主な装置一覧
一般撮影 KXO-50s ⁄ 東芝
REGIUS MODEL 170 ⁄ コニカミノルタ
X線CT装置 Aquilion 16 ⁄ 東芝
MRI装置 Signa HDe 1.5T ⁄ GE
血管撮影装置 AXIOM Artis dBA ⁄ SIEMENS
医用3Dワークステーション ZIOSTATION ⁄ ZIO
Syngo XWP LEONARDO ⁄ SIEMENS
外科用イメージ OEC 9900 Elite ⁄ GE Healthcare
RIS ⁄ PACS SYNAPSE EX 、SYNAPSE ERm ⁄ FUJI

一般撮影

一般撮影は全身のX線撮影を行います。
当院ではCR(コンピューテッド・ラジオグラフィ装置)を導入し、患者様の被曝の低減や検査の迅速化に努めています。

一般撮影
一般撮影装置

一般撮影
胸部レントゲン

一般撮影
腰椎すべり症 術後

X線CT

CT装置とは“ コンピュータ断層撮影(Computed Tomography)”の略称で、X線を用いてからだの輪切り(横断像)を撮影する装置です。
当院では一度に最大16枚の横断像を撮影することが出来る“16列マルチスライスCT”を導入しています。
この装置では横断像の撮影だけではなく、薄く隙間なく撮影した画像を元に3次元画像(立体画像)を作成することも可能です。これにより横断像だけでは分かりえなかった多くの情報が得られ診断に役立てられています。

X線CT
CT装置

X線CT
クモ膜下出血(脳動脈瘤破裂による)

X線CT
3DCT(CTアンギオ)

X線CT
3DCT(開頭クリッピング術 術後)

MRI(核磁気共鳴画像)

MRIは強力な磁力と電磁波を利用して身体の断面を撮影する装置です。タテ、ヨコ、斜め、あらゆる角度の断面を撮影することができます。X線CT検査との大きな違いはMRIでは放射線を使用しないので放射線被曝がありません。また造影剤など薬剤を注射することなく血管の画像が得られることも大きな特徴と言えます。自覚症状のない“隠れ脳梗塞”や“脳動脈瘤”などの早期発見には欠かせない検査の一つとなっています。
ただし次のような方はMRI検査ができませんので注意が必要です。

  • 心臓にペースメーカーを埋め込んでいる方
  • 人工内耳を装着している方

それ以外にも手術等で体内に金属製の医療器具が入っている場合はその材質により検査ができない場合があります。必ず事前に担当医・MRIスタッフにご相談ください。
また、放射線被曝はありませんが強い電磁波を全身に照射しますので妊娠中や妊娠の可能性がある方も必ず事前にご相談ください。

MRI(核磁気共鳴画像)
MR装置

MRI(核磁気共鳴画像)
急性期脳梗塞

MRI(核磁気共鳴画像)
左中大脳動脈閉塞(MRアンギオ)

MRI(核磁気共鳴画像)
脳腫瘍

MRI(核磁気共鳴画像)
腰椎正常例

血管撮影検査

血管造影検査は“アンギオグラフィー”や単に“アンギオ”とも呼ばれます。血管内に造影剤を注入してその流れをX線で撮影し血管の形状を観察する検査です。具体的には、太ももの付け根か肘(ひじ)からカテーテルと呼ばれる細く長い管を動脈に挿入し、観察したい血管に直接造影剤を注入し撮影・観察します。X線CT検査でも造影剤を血管に注入することにより同じような血管の撮影・観察ができる検査(CTアンギオ)がありますが、カテーテルを用いた血管造影検査はより精密に細部まで血管を観察することができます。
これにより『血管に出来たコブ(脳動脈瘤)』や『血管の狭窄』、『血管奇形』など血管の異常を正確に把握し、今後の治療方針を検討します。
当院では必要に応じて血管内治療(IVR = インターベンショナル・ラジオロジー)も行います。

2008年にはX線管球を2管搭載した“バイプレーン型アンギオ装置”を導入しました。1回の撮影で同時に2方向からの撮影が可能となり、その結果使用する造影剤量の減量や検査・手術時間の短縮につながり患者様の負担軽減に大きく役立っています。

血管撮影検査
血管撮影装置

血管撮影検査
脳動脈瘤

血管撮影検査
脳動静脈奇形

血管撮影検査
内頚動脈狭窄症

医用3Dワークステーション

X線CT検査、MRI、血管造影検査などで撮影されたボリュームデータを立体画像(3D)に表示するコンピュータです。当院の医用3Dワークステーションはネットワーク型ワークステーションを採用しており、放射線科内だけでなく医局や手術室でも専用端末から画像操作ができます。放射線科以外の医局や手術室でも画像操作ができることで手術前の治療方針の検討や手術中の手術支援画像として幅広く活用されています。

医用3Dワークステーション
医用3Dワークステーション装置

医用3Dワークステーション
中大脳動脈瘤クリッピング術後

医用3Dワークステーション
未破裂脳底動脈瘤

医用3Dワークステーション
体幹部造影3DCT

医用3Dワークステーション
外傷による顔面骨折

外科用イメージ

X線を使用した画像診断装置です。主に脊椎(頸椎・腰椎など)の手術時に手術室内で使用しています。手術中、瞬時にX線画像を確認できることにより安全に手術を進めていくことができます。

外科用イメージ
外科用イメージ装置

外科用イメージ
頚椎後方固定術 術中画像

RIS(放射線科情報システム) / PACS(画像保存通信システム)

RISとは“放射線科情報システム(Radiology Information System)”の略称です。
RISは、HISと呼ばれる病院情報システム(いわゆる電子カルテ)から放射線科が必要とする情報(患者様のお名前や生年月日、検査内容やその予約状況など)を取得し、検査終了まで情報を一元管理するシステムです。
PACSとは“画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication System)”の略称です。簡単にご説明すると、従来フィルムで提供していた検査画像を全てデジタル化し院内各所の端末(パソコン)で検査画像を見ることができるシステムです。これより膨大な量のフィルムがなくなり安全・確実に検査画像が管理運用できるようになりました。
また、検査結果を迅速に依頼医へ提供できるため患者様の待ち時間低減にも役立っています。
RISとPACSを導入しデジタル化を図ったことにより、お名前の誤入力や予約の重複、検査フィルムの紛失などヒューマンエラーが減少し医療事故の低減に大きく役立っています。


検査項目検査時間検査内容
一般撮影 約10分 一般撮影は、レントゲン撮影とも呼ばれており放射線(X線)を利用して骨や組織、器官等の構造を画像化する検査で簡便かつ迅速に画像が、提供できるので病気の初期診断において欠かすことのできない検査となっています。
CT検査 約5~10分 CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)とは、X線を利用して身体の内部(断面)を画像化する検査です。画像処理を行うことにより身体の細かな情報を得ることが可能です。
脳の先天性の病気(水頭症など)の診断、外傷による頭蓋骨の血腫の大きさ場所、脳腫瘍の大きさや場所、種類、良性か悪性か、脳血管障害(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血など)の場所や障害範囲がわかります。くも膜下出血の原因となる動脈瘤を発見することもできます。
MRI検査 MRI(MagneticResonanceImaging:磁気共鳴画像診断装置)とは、強力な磁石で出来た筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。
頭蓋骨の断面を画像化して、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの頭部の病変の手がかりを調べる検査で骨の影響を受けないので、鮮明な画像を得られ解析度も優れていてCTでは、写せない小さな脳梗塞や、脳幹部の病気などもはっきりとらえることができます。X線による被爆がないので安心して繰り返し検査することができる利点があります。
血管造影検査 肘動脈または、股の付け根の大腿動脈からカテーテルを挿入し頸動脈あたりで造影剤を流し込んでX線撮影を行い、血管の状態や流れを検査します。くま膜下出血・脳腫瘍・脳梗塞・脳出血・脳動脈瘤・脳動静脈奇形などさまざまな疾患の検査・血管内治療(IVR:interventional radiology)を目的として行われます。
【注意していただくこと】
一般撮影
  • 薄手の肌着・Tシャツ等は、画像に影響はほとんどなく、そのままで撮影可能です。但し、ボタン・ししゅう・文字・プリント柄等は、写真に写ってしまう場合がありますので、スタッフにご確認ください。
  • ブラジャーなど金具のついた下着・湿布・エレキバン・プラスチック等は、外していただく場合がありますのでご了承ください。
  • 妊娠している可能性のある方は、撮影担当者にお申し出ください。
CT検査
  • 検査中は、体動を静止する場合があります。胸部・腹部・骨盤領域は、特に撮影中の呼吸停止を必要とします(1回につき10秒から30秒程度)。
  • 撮影目的部位に金属類が、含まれていると画像上にその金属の影が、映り込み診断に支障をきたす場合があります。ですから、金属を含む下着(ブラ・コルセット類)や装飾品(ネックレス・時計類)、エレキバンや湿布などは、事前にはずしていただく必要があります。
MRI検査
  • 検査室は、常に強い磁場が発生しています。磁石にひきつけられたり破損のおそれのあるものについては、あらかじめ取り外していただきます。また、次の内容に該当する患者さまは、検査を受けることが出来ないことや制限がございますので、主治医または放射線科にご相談ください。
    • 心臓ペースメーカを装着している方
    • 人工内耳を装着している方
    • 妊娠中、あるいはその可能性がある方
    • 入れ墨、まゆ墨、デザインタトゥーを入れている方
    • アートメイク、アイシャドーをしている方
    • 体内に金属を入れる手術をしている方
    • 閉所恐怖症の方